2026年9月10日 / 最終更新日時 : 2026年9月10日 tamura 遺言・相続 民法902条の2 相続分の指定がある場合の債権者の権利の行使はいかなるものか 遺言書で「長男に全財産を譲る」と書かれていたとき、亡くなった父親に借金があったら一体どうなるのだろうか。引き継ぐのはプラスの遺産だけか、それとも借金もか。 民法第902条の2は、まさにこの「遺産の分け方の指定(相続分の指 […]
2026年9月6日 / 最終更新日時 : 2026年9月6日 tamura 遺言・相続 民法902条 遺言による相続分の指定とは何か 遺産相続のニュースを耳にするたび、一族の絆や歴史が、数字という無味乾燥な記号に置き換わっていく切なさを感じる。残された家族が途方に暮れないよう、生前に自らの意思を示しておく「遺言(いごん)」は、大切な家族への最後の手紙と […]
2026年9月1日 / 最終更新日時 : 2026年9月1日 tamura 遺言・相続 民法900条 法定相続分は具体的にどう規定されているのか 人は誰しも、いつかこの世を去る。そのあとに残される遺産をどう分けるか。情愛や恩義だけで割り切れないからこそ、法が「定規」を用意した。民法第900条、いわゆる「法定相続分」の規定である。 第900条(法定相続分) 同順位の […]
2026年8月26日 / 最終更新日時 : 2026年8月26日 tamura 遺言・相続 民法899条の2 共同相続における権利の承継の対抗要件とはどのようなものか 亡き父が遺した実家を、長男である自分がすべて受け継ぐという遺言書があった。弟と二人で分けるはずの土地だが、遺言があるのだから大丈夫だと高を括る。ところが、その隙に資金繰りに困った弟が「自分にも半分(法定相続分)の権利があ […]
2026年8月26日 / 最終更新日時 : 2026年8月26日 tamura 遺言・相続 民法897条 仏壇の引き出しに、家系図や位牌(いはい)、先祖代々の墓の権利証が静かに眠っている これらは誰が引き継ぐべきなのだろうか 家々の押し入れの奧深く、あるいは仏壇の引き出しに、家系図や位牌(いはい)、先祖代々の墓の権利証が静かに眠っている。身内が亡くなったとき、お金や土地のような目に見える財産とともに残されるのが、これら「祖先を祀(まつ)るため […]
2026年8月25日 / 最終更新日時 : 2026年8月25日 tamura 遺言・相続 民法896条 身近な肉親が亡くなったとき、その人が残したものは一体誰のものになるのだろうか 人の死は突然訪れ、後に残された家族には悲しみとともに「相続」という現実が押し寄せる。身近な肉親が亡くなったとき、その人が残したものは一体誰のものになるのだろうか。この素朴な疑問に応えるのが、民法第896条である。 第89 […]
2026年8月23日 / 最終更新日時 : 2026年8月23日 tamura 遺言・相続 民法893条 遺言による推定相続人の廃除はどんな制度か 「あのバカ息子には一銭も渡さん」。落語やドラマの修羅場で耳にする決まり文句である。だが、現実の法律はそう簡単ではない。遺言書にいくら「長男には相続させない」と怒りを叩きつけても、相続人には最低限の取り分である「遺留分」が […]
2026年8月23日 / 最終更新日時 : 2026年8月23日 tamura 遺言・相続 民法892条 推定相続人の廃除とはいかなる制度か 家族だからこそ、許せないことがある。どれほど憎み合おうとも、血の繋がりがある以上、親の財産を当然のように受け取る資格――それが「遺留分」だ。どれだけ酷い仕打ちを受けても親の全財産を他人に譲る遺言一つで我が子をゼロにするこ […]
2026年8月20日 / 最終更新日時 : 2026年8月20日 tamura 遺言・相続 民法891条 相続人の欠格事由とはいかなるものか 親が遺した財産を巡る葛藤は、洋の東西を問わずドラマの絶好の題材である。だが、いくら欲に目が眩んだとしても、超えてはならない一線というものが法によって厳格に引かれている。民法第八百九十一条――「相続人の欠格事由」と題された […]
2026年8月19日 / 最終更新日時 : 2026年8月19日 tamura 遺言・相続 相続回復請求権の消滅時効にまつわる判例・・・最高裁判所昭和53年12月20日判決 「家族の絆」という言葉の暖かさの裏には、時に人間の欲望が透けて見える生々しい現実に直面することがある。それが「相続」という名の名分を得たとき、人は思いもよらぬ形で他者の権利を押し込めてしまうのかもしれない。 ある家庭を想 […]