2026年8月26日 / 最終更新日時 : 2026年8月26日 tamura 遺言・相続 民法899条の2 共同相続における権利の承継の対抗要件とはどのようなものか 亡き父が遺した実家を、長男である自分がすべて受け継ぐという遺言書があった。弟と二人で分けるはずの土地だが、遺言があるのだから大丈夫だと高を括る。ところが、その隙に資金繰りに困った弟が「自分にも半分(法定相続分)の権利があ […]
2026年8月26日 / 最終更新日時 : 2026年8月26日 tamura 遺言・相続 民法897条 仏壇の引き出しに、家系図や位牌(いはい)、先祖代々の墓の権利証が静かに眠っている これらは誰が引き継ぐべきなのだろうか 家々の押し入れの奧深く、あるいは仏壇の引き出しに、家系図や位牌(いはい)、先祖代々の墓の権利証が静かに眠っている。身内が亡くなったとき、お金や土地のような目に見える財産とともに残されるのが、これら「祖先を祀(まつ)るため […]
2026年8月25日 / 最終更新日時 : 2026年8月25日 tamura 遺言・相続 民法896条 身近な肉親が亡くなったとき、その人が残したものは一体誰のものになるのだろうか 人の死は突然訪れ、後に残された家族には悲しみとともに「相続」という現実が押し寄せる。身近な肉親が亡くなったとき、その人が残したものは一体誰のものになるのだろうか。この素朴な疑問に応えるのが、民法第896条である。 第89 […]
2026年8月23日 / 最終更新日時 : 2026年8月23日 tamura 遺言・相続 民法893条 遺言による推定相続人の廃除はどんな制度か 「あのバカ息子には一銭も渡さん」。落語やドラマの修羅場で耳にする決まり文句である。だが、現実の法律はそう簡単ではない。遺言書にいくら「長男には相続させない」と怒りを叩きつけても、相続人には最低限の取り分である「遺留分」が […]
2026年8月23日 / 最終更新日時 : 2026年8月23日 tamura 遺言・相続 民法892条 推定相続人の廃除とはいかなる制度か 家族だからこそ、許せないことがある。どれほど憎み合おうとも、血の繋がりがある以上、親の財産を当然のように受け取る資格――それが「遺留分」だ。どれだけ酷い仕打ちを受けても親の全財産を他人に譲る遺言一つで我が子をゼロにするこ […]
2026年8月20日 / 最終更新日時 : 2026年8月20日 tamura 遺言・相続 民法891条 相続人の欠格事由とはいかなるものか 親が遺した財産を巡る葛藤は、洋の東西を問わずドラマの絶好の題材である。だが、いくら欲に目が眩んだとしても、超えてはならない一線というものが法によって厳格に引かれている。民法第八百九十一条――「相続人の欠格事由」と題された […]
2026年8月19日 / 最終更新日時 : 2026年8月19日 tamura 遺言・相続 相続回復請求権の消滅時効にまつわる判例・・・最高裁判所昭和53年12月20日判決 「家族の絆」という言葉の暖かさの裏には、時に人間の欲望が透けて見える生々しい現実に直面することがある。それが「相続」という名の名分を得たとき、人は思いもよらぬ形で他者の権利を押し込めてしまうのかもしれない。 ある家庭を想 […]
2026年8月19日 / 最終更新日時 : 2026年8月19日 tamura 遺言・相続 遺言書を破棄隠匿したらどうなるの? 最判平成九年一月二八日の判例 遺言書を破棄したり隠匿したりすれば、本来なら民法八九一条五号によって「相続欠格」となり、遺産を受け取る権利をすべて失う。法の文言は厳しい。だが、そこには人間臭いドラマがあり、法が真に裁こうとした「悪意」の有無を巡る裁判所 […]
2026年8月18日 / 最終更新日時 : 2026年8月18日 tamura 遺言・相続 民法890条 配偶者の相続権はいかに 長年連れ添った連理の枝が枯れるとき、遺された配偶者の手にはどのような権利が残されるのだろうか。民法第890条は簡潔に記す。「被相続人の配偶者は、常に相続人となる」。愛の誓いに終止符を打つ死別において、法律は冷徹なまでの明 […]
2026年8月18日 / 最終更新日時 : 2026年8月18日 tamura 遺言・相続 民法889条 亡くなった人(被相続人)に子どもや孫といった直系卑属がいないとき、誰が次に財産を受け継ぐのか 人の世の終わりと、残された財産のゆくえ。民法第889条は、亡くなった人(被相続人)に子どもや孫といった直系卑属がいないとき、誰が次に財産を受け継ぐのかという「命のバトン」の順番を定めた規定である。 第889条(直系尊属及 […]