2026年8月23日 / 最終更新日時 : 2026年8月23日 tamura 遺言・相続 民法893条 遺言による推定相続人の廃除はどんな制度か 「あのバカ息子には一銭も渡さん」。落語やドラマの修羅場で耳にする決まり文句である。だが、現実の法律はそう簡単ではない。遺言書にいくら「長男には相続させない」と怒りを叩きつけても、相続人には最低限の取り分である「遺留分」が […]
2026年8月23日 / 最終更新日時 : 2026年8月23日 tamura 遺言・相続 民法892条 推定相続人の廃除とはいかなる制度か 家族だからこそ、許せないことがある。どれほど憎み合おうとも、血の繋がりがある以上、親の財産を当然のように受け取る資格――それが「遺留分」だ。どれだけ酷い仕打ちを受けても親の全財産を他人に譲る遺言一つで我が子をゼロにするこ […]
2026年8月20日 / 最終更新日時 : 2026年8月20日 tamura 遺言・相続 民法891条 相続人の欠格事由とはいかなるものか 親が遺した財産を巡る葛藤は、洋の東西を問わずドラマの絶好の題材である。だが、いくら欲に目が眩んだとしても、超えてはならない一線というものが法によって厳格に引かれている。民法第八百九十一条――「相続人の欠格事由」と題された […]
2026年8月19日 / 最終更新日時 : 2026年8月19日 tamura 遺言・相続 相続回復請求権の消滅時効にまつわる判例・・・最高裁判所昭和53年12月20日判決 「家族の絆」という言葉の暖かさの裏には、時に人間の欲望が透けて見える生々しい現実に直面することがある。それが「相続」という名の名分を得たとき、人は思いもよらぬ形で他者の権利を押し込めてしまうのかもしれない。 ある家庭を想 […]
2026年8月19日 / 最終更新日時 : 2026年8月19日 tamura 遺言・相続 遺言書を破棄隠匿したらどうなるの? 最判平成九年一月二八日の判例 遺言書を破棄したり隠匿したりすれば、本来なら民法八九一条五号によって「相続欠格」となり、遺産を受け取る権利をすべて失う。法の文言は厳しい。だが、そこには人間臭いドラマがあり、法が真に裁こうとした「悪意」の有無を巡る裁判所 […]
2026年8月18日 / 最終更新日時 : 2026年8月18日 tamura 遺言・相続 民法890条 配偶者の相続権はいかに 長年連れ添った連理の枝が枯れるとき、遺された配偶者の手にはどのような権利が残されるのだろうか。民法第890条は簡潔に記す。「被相続人の配偶者は、常に相続人となる」。愛の誓いに終止符を打つ死別において、法律は冷徹なまでの明 […]
2026年8月18日 / 最終更新日時 : 2026年8月18日 tamura 遺言・相続 民法889条 亡くなった人(被相続人)に子どもや孫といった直系卑属がいないとき、誰が次に財産を受け継ぐのか 人の世の終わりと、残された財産のゆくえ。民法第889条は、亡くなった人(被相続人)に子どもや孫といった直系卑属がいないとき、誰が次に財産を受け継ぐのかという「命のバトン」の順番を定めた規定である。 第889条(直系尊属及 […]
2026年8月17日 / 最終更新日時 : 2026年8月17日 tamura 遺言・相続 民法886条 「胎児は、相続については、既に生まれたものとみなす」 「お腹の中に赤ちゃんがいます」——その幸せな言葉の裏で、もし一家の大黒柱が不慮の事故で急逝してしまったらどうなるだろう。言葉も喋れず、目も開いていない命。その小さな芽に、果たして親の財産を継ぐ権利はあるのだろうか。 民法 […]
2026年8月16日 / 最終更新日時 : 2026年8月16日 tamura 遺言・相続 民法885条 相続財産に関する費用について 朝、目を覚ますと、思いもよらぬ遺産が舞い込んできたとする。古びた実家か、いくばくかの預金か。だが、死者の残したものを引き継ぐ作業は、決してロマンに満ちた物語ばかりではない。名義の変更、固定資産税の支払い、荒れ果てた庭の剪 […]
2020年2月7日 / 最終更新日時 : 2020年2月7日 tamura 離婚 嫡出否認の訴え、夫のみに認めている規定が合憲に こんにちは。 今日はこの民法の規定が合憲とされる判断が最高裁で出ました。 夫は出生を知った時から1年以内であれば、自分の子ではないとする嫡出否認の訴えを起こすことができるとされています。 二審大阪高裁は2018年8月、 […]